Gear-Lab・釣具の逸品通販モール
ホームWEB魚図鑑さかなBBS通販法表記

福山克義がつづる
汗と涙と笑いのモノつくりコラム

(18)広告費はなるべくかけないで

インターネット通販を行っていると、広告宣伝費をどうするかということがいつもつきまといます。小規模、個人の場合なら「なるべく広告費をかけないこと」が正解だと私は思います。その分、頭に汗をかくのです。インターネットでしかできないことを考えてみることが大切です。

大手企業には、広告費をザブザブ使っていただき、効果を求める方法をやっていただくのは良いかと思います。広告のテクニックは使っても、ある意味では商いの頭を使わない方法ですね。最近はコストパフォーマンスが悪いと言われている「バナー広告」もその一つですね。

個人は大企業と同じに「やってみなければわからない」「一か八か」という姿勢では無理があります。インターネットで売りたい釣具を「テレビ・ラジオの取材やコマーシャル」「観光関係のチラシ」「釣り雑誌」「ポスティング」「スポーツ新聞」などの広告で「売れた」ということを聞いたことがありません。でも、その高い広告費を簡単に支払う人ってホント多いんです。なんとまあ、次から次へ出てきますからそれは恐ろしいくらいです。

インターネット上で売上規模が大きくなって利益を稼いでからチャレンジされるには良いかもしれませんが、今から売ろうとしていて顧客名簿もない個人が宣伝広告費に出費するのは、間違った戦術だと思います。やってはいけないことなんです。

現在売上が月間売上が20万円でそれを月間50万円の売上を目標にする人と月間200万円の人が500万円を目標にする人は、費用の使い方が違います。今から始める方は、なおさらです。

アクセス件数は少なくとも、最初は少しでも売れれば良いですね。次の戦術を練ることができますね。そうです。顧客名簿です。抽選プレゼントではなかなか売れませんが、見込み客名簿を得ることができます。

すでに立ち上げられている立派な釣りのサイトの管理者にアクセスもできますね。(掲示板の無断書き込みは嫌われますからやめましょう)相互リンクもたくさん張れますね。オークションにも参加できますね。インターネットでしかできない技ってなんでしょうか?まだまだたくさんあります。頭に汗をかきましょう。

上記のことをやっていくなかで、一つだけ条件になるのは、HPが充実していることです。商品力にあぐらをかいていてはいけません。売る人と買う人の決定的な違いは、その商品を「知っている」か「知らない」かの差でもあります。

「私ならこの値段で買う」という発想は「知っている人」だけの言いぶんです。また、どんなに良い商品でも、ひとりよがりのHPというのも多いものです。もちろん商売ですから、そんな真摯さが大切なのですが、これができていないHPが多いと思います。「私は釣り歴30年。絶対に間違いなし。」なんて書いたら、売れるものも売れません。

商品説明はトコトンしましょう。特に失敗してきた内容は、作った人しか知りません。この失敗談は買う人からみると面白いのです。費用をかけずにトコトンHPの充実に力を入れて下さい。お陰で目が悪くなったよ。というくらい気合いが欲しいですね。その上で頭に汗をかきましょう。そしたら思わぬ反応がきっとあります。宣伝広告費を使わずに大手ではできない方法でチャレンジされて下さい。このテーマについては、また詳しくお話ししたいと思います。

▼次へ