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福山克義がつづる
汗と涙と笑いのモノつくりコラム

(22)売れる商品

今まで特にソニー、ホンダ、アサヒビール、マクドナルドなどなど大企業の本を自己啓発として読んでいました。それは、経営哲学なるものが、さすがに突出したものが多く、感動させられることが多いからです。会社の名前と同じ位に有名な経営者もあり、ビル・ゲイツ、ジャック・ウェルチ、盛田昭夫などなど。やっぱり商売は人間力なんだなあと思っていました。いえ今でもそれは大事なことだと考えています。

しかし、大企業のそんな経営者がその売上を直接的に作ったかというと少し疑問です。

ソニーがあんなに大きくなったのはトランジスタラジオを開発しウォークマンを作ったからです。井深氏、盛田氏、大賀氏のメッセージがソニー商品を売ったのではないと思います。ホンダがアメリカで売れたのは、カリフォルニア州の厳しい排ガス規制を技術力で押すことができたからで、このことが全米に広がったからです。決して本田宗一郎のメッセージなどではありません。

マクドナルド、アサヒビール、トヨタ自動車はあくまでも良い商品があって、結果として経営者が注目されるのです。安いユニクロのフリースが売れたのは、消費者が買いたいと思ったからで社長の哲学に賛同したからではないのです。あたりまえなのですが、難しい哲学がなくても良い商品だったら売れる!こんな簡単なことを実に難しく表現している評論家ってたくさんいません?

さてさて、大きな話しはそのくらいにしてインターネットの中の店舗販売ではどうなんでしょう?インターネットで売れやすい商品の共通点があります。それは世界に一つしかないものです。Gear-Labはそこに傾注しているサイトなんですが、世の中の逸品といわれるものだけを集めています。開発製品、こだわりの商品だけなんです。何かにこだわった検索をお客様がすることが大切です。

何かを買おうと思っているお客様が一番手っ取り早い方法で商品をみつけるには、検索です。お客様は検索でやってこないと売れにくいのです。ここは重要です。インターネットの店舗は約10万件もあると言われています。

集客方法としていろんな方法がありますが、一番売れるのは検索でやってきたお客様です。ただし、アクセス件数はその検索だけでは増えません。ですから私達は無意味にアクセス件数を追っても意味がないのではないかとも思っています。

世界に一つしかないもので、逸品、こだわりの品で私が身近に知っている商品になんと「竹刀」だけで大成功をしている人がいます。剣道に使う「シナイ」です。日本の武道である剣道で、世界の剣道ファンってどのくらいいるのか見当もつきませんが、こだわりの竹刀でして手作りで生産が追いつかない状況です。ここは、世界中の検索サイトからbamboo swordで検索してお客を集めたらしいです。世界となると様子が違いますね。

あと一つ、ネットでは売れるけど店頭では売れない商品があります。実は身近な例として私が売っているROCKです。売上のほとんどがインターネット販売です。釣具店で色々細かい説明をポスターに書いても読んでくれるとは思えません。店員さんが奨めてくれれば別ですが。インターネットだからこそ絵と写真と長〜いテキストを読んでくれるのです。このような商品の場合は、俄然インターネットが有利です。新しい開発製品はほとんどがそうかもしれません。

インターネットのお客様は商品自体の満足が全てなんです。商品が粗悪なら、どんなうまい対応をしても意味がなくなります。リピート注文がない商売なんてやめた方が良いです。また、買いたいものがすぐに買えたということは、忘れません。ですから買いたいものはすぐに買えるようにしてあげるということは非常に大切なことなんです。現に私はアマゾンドットコムで、買いたい本をすぐに買ってしまいます。

まず、商品に魅力あるのはあたりまえで、そのうえでインターネットであるがゆえに入手可能な商品であること。インターネットってやっぱり便利だなあと思える商品が圧倒的に有利なんです。

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